ワセクロの五感

ワセクロの愛すべきおじさんたち(4)

2020年04月07日14時31分 Tansa編集部

「ワセダクロニクルにはどんな人がいるの?」とよく聞かれます。この質問、結構答えづらいのです。なぜなら、個性が強く、一言では言い表せないメンバーが揃っているからです。今日はそんなメンバーをちょっとだけ紹介します。

まずはワセダクロニクル編集長の渡辺周さん。彼の取材に対するエネルギーや記事への情熱には感心しますが、それ以外の部分はいたって普通です。むしろ子供っぽさが残っています。無邪気に飲んで食べる姿は見ていて楽しいものの、彼との割り勘は割に合いません。以前、渡辺さんの大先輩から「荒金くん、渡辺くんは100年に1人の天才だよ」と言われ、すかさず「天才の欠片も感じたことがありません」と答えてしまいました。私の嫉妬でしょうか。

次に編集幹事の木村英昭さん。彼は予定を組むのが大好きです。随分先のことまで予定します。予定を組むことが大事なのは承知していますが、年の初めに「今年の忘年会はいつにしますか?」と聞かれた時には、さすがに「まだ早い!」と突っ込みました。木村さんはワセクロサイトに掲載されている記事の体裁を整え、読みやすいように記事を入力してくれています。彼がいないと、実はサイトは更新されません。縁の下の力持ちです。

この二人に共通するのは、痛ましき痛風持ち。定期的に「痛い、痛い」と呻きます。節制してください。

ワセクロには学生もいますが、兼業で活動している社会人がほとんどです。各自の得意分野を生かし、ワセクロを支えています。そんな一人にロベルトさんがいます。私と同じ昭和48年生まれ。勝手に見た目で年上と判断して敬語を使っていましたが、同い年と聞いて反省。でもいまさら敬語をやめられない微妙な言葉使いです。データを扱うことや数字をグラフにすることが得意な人で、データベース作成の中心人物です。会議中に突然、ニヤッと笑います。絶対、何かよからぬことを考えているはずですが、怖くて聞いたことはありません。

最近、ワセクロは数名の新メンバーを迎えました。そのうちの一人はロベルトさんと昔から付き合いのある佐野誠さん。彼も昭和48年生まれ。ここまで48年が揃うと、第二次ベビーブームの凄さを感じます。佐野さんは、はっきり言って地味です。決して会議でも目立つタイプではありません。でも、彼の一言は値千金。「うわっ、そんなこと見落としていた!」という点を突いてきます。自分が、自分がと前には出てきませんが、なくてはならない名バイプレーヤーです。

最後に私、荒金です。夜は銀座のバーでカウンターに立っています。お客様からは「いいなあ、きょうちゃんは。人の悪口言って、お酒飲んでお金もらえるのだから。」と言われるくらい、気軽な営業をしています。この営業をワセクロでも生かしたいのですが、基本半径3メートルのトークなので、密室向きです。シンポジウムで司会をしても、まだまだだなと毎回悔やみます。銀座でバーを経営しているからという単純な理由で、ワセクロの財布を預かっています。

今日紹介したメンバーは全員昭和生まれ。しかもほとんどが団塊ジュニア世代です。ワセクロを立ち上げ、新しいことに日々挑戦し、三歩進んで二歩下がっても踏ん張って奮闘しています。痛風にも負けず、足腰の痛みにも負けず、老眼にも負けない昭和のおじさんの逞しさ、馬鹿にしてはいけません。

ワセダクロニクルCEO 荒金教介

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