探査報道ジャーナリスト養成学校

日本のマスメディアに対する社会の信頼が揺らいでいます。新聞社やテレビ局は経営難とも相まって、その存亡をかけて喘いでいます。世界に類を見ない数百万部という部数を誇った全国紙も例外ではありません。この20年間で、状況は完全に変わりました。 インターネット社会では誰もが情報を入手し、発信できます。だからこそ、ジャーナリストが社会からプロフェッショナルとして求められるためには、倫理観を伴った高度な技術が必要です。プロにしかできない仕事が探査報道です。自分が暴かなければ表に出ることのない真実を、プロの覚悟と技術で発信するのです。 SNSでアメリカの大統領までもがフェイクニュースを流す時代です。市民もまた「一人一人がジャーナリスト」という意識を持ち、情報入手と発信の技術を向上させることが必要です。 Tansaは2020年11月、「ジャーナリストの更なるプロフェッショナル化」と「市民のジャーナリスト化」を目指して探査報道ジャーナリスト養成学校「Tansa School」を開校しました。Tansaが培った技術と知識を、国内外のベテランジャーナリストや他の職業のプロと連携して伝授します。

単なる講座ではなく「学校」としたのは、市民とジャーナリストが共に学び連帯する場とするためです。探査報道のプロをTansa Schoolから一人でも多く輩出すると共に、社会全体でジャーナリズムを創り上げる機運を醸成していきます。