公害「PFOA」

速報)内閣府・食品安全委員会「PFOA汚染は公害」と明言、PFOA使用のフライパンの注意喚起へ

2021年12月06日19時46分 中川七海

大阪・摂津市のダイキン工業淀川製作所周辺の住民の血液から高濃度のPFOAが検出されたことを受け、内閣府の食品安全委員会が2021年12月6日、Tansaの取材に対しPFOAによる汚染は公害に当たるという認識を示した。

食の安全を守るため、PFOAを使用しているフッ素加工のフライパンについては、今週中に注意喚起を行う。

製造・輸入禁止後も知らずにPFOA入りのフライパンを使う人たちに

内閣府食品安全委員会には、食品を経由した化学物質が人体に悪影響を及ぼすことを防ぐ役割がある。高濃度のPFOAが血液から検出された住民は、汚染された地下水を使った畑の農作物を日常的に食べていたことから、体内にPFOAが蓄積した可能性が高い。このため同委員会が住民のPFOA曝露を問題視した。

同委員会事務局の都築伸幸情報・勧告広報課長は「これは公害だと思います」と明言した。

また、環境省や厚労省、農林水産省などの関係省庁から要請があればリスク評価のための調査に着手すると述べた。

PFOAは水や油をよく弾く特性から、食品に関連する身近な製品にも使われてきた。フッ素加工のフライパンやハンバーガーの包み紙、ケーキのフィルム、電子レンジで作るポップコーンの包装などが挙げられる。

だがPFOAの製造や輸入を経産省が2021年10月に禁止した後も、日本ではPFOAの危険性が周知されていない。何も知らずにPFOAが入っているフライパンを使っている人も多い。このため同委員会は今週中に、同委員会のTwitterやFacebookなどで注意喚起を行う。

食品安全を担う、若宮健嗣内閣府特命担当大臣=内閣府ウェブサイトより

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