政府は私たちの税金を、いい加減に使っていないでしょうか?
防衛省は、化学兵器と生物兵器に対応する1台3億2千万円の装甲偵察車を7台購入しました。計22億円超。その財源は「東日本大震災復興特別会計」。震災後、復興のため新たに導入した「復興税」で賄っているお財布です。
日本の国家予算がついに100兆円を突破しました。
30年前の1989年度は60兆円でした。どうしてこんなに増えたのでしょう。
少子高齢化で稼ぎ手が少なくなっているというのに、予算は増える一方です。
私たちは100兆円の国家財政を丸裸にしていくことにしました。政府には限られた税金を本当に必要な事業に使ってもらいたいからです。
私たちが注目するのは、政府が実際に使った金の流れです。
実際に調べるとなると、これまでは大変でした。しかし、私たちは有効な検索ツールを手にしました。それが、国の予算の使い道を簡単に検索できるデータベース「JUDGIT!(ジャジット!)」です。
ワセダクロニクルは、政策シンクタンク構想日本、データ可視化が専門のVisualizing.JP、日本大学文理学部情報学科の尾上洋介研究室と共同で制作しました。無料で公開しています。
私たちは、この「JUDGIT!」を使って税金の使い道をチェックしていこうと思います。
まずは、冒頭で一例を紹介した防衛省による「東日本大震災復興特別会計」の使い方から。
新シリーズ「税金を”JUDGIT!”」を来週から始めます。ご期待ください。
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「JUDGIT!」は国の金の使い道を誰でも簡単に検索できるシステムです。一緒に国家財政をチェックしていきましょう。疑問や疑惑など、「JUDGIT!」を使ってあなたが見つけた”発見”をこちらまで教えてください。